以前、サピックスの先生(理科)に、「受験生の頭の中」について教えてもらったことがあります。興味深い話でしたので、ご紹介しますね(有名な例え話だったらすみません)。

 受験生が勉強すると、頭の中には勉強した内容が入っている「引き出し」ができるそうです。引き出しは、勉強すればするほど増えていきます。最初は科目ごとの引き出しができ、それが単元ごとや分野ごとの引き出しに細分化されるそうです。

 きちんと、体系だった勉強をすれば、綺麗に整理した引き出しができますし、あっちこっち食い散らかすような勉強だと、滅茶苦茶な分類の引き出しになってしまうそうです

 綺麗に整理された引き出しを持っていると、試験中にすぐに必要な知識を取り出すことができますし、滅茶苦茶だとそれができなくなります。

 ただ、困ったことに、これらの引き出しは、何もしないと「ちょっとずつ閉じていく」という欠点がありますまた、完全に閉まってしまうと引き出しは消滅してしまい、改めて引き出しを作らなければなりません。ここで注意が必要なのですが、引き出しが消滅してしまったことは、誰も教えてくれません。自ら気付かないと、そのまま入試に突入し、試験中に思い出すことが不可能となります。

 そのため、ちょこちょこ復習して、引き出しが閉まる前に開けてあげる作業が必要となります。もちろん、全開が一番良いのですが、全開にするには長時間・大量の復習(労力)が必要となりますので、この時期はできません。「半開き状態の引き出しを数多く持つ」のが良いそうです。

 上記はイメージ的な話なのですが、個人的にはスッと胸に落ちる話でした。

 我が家の妹ちゃんもいよいよ追い込みに入りました。復習を通して、頭の中をきちんと整理し、半開き状態の引き出し多数の状態で本番を迎えさせてあげたいですね。 




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